井坂博文の京都市議会における論戦
※この内容は私の責任で編集したものです
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2009年2月市会予算特別委員会
市長総括質疑(3月11日)での私の質問大要
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●京都未来まちづくりプランと21年度予算案による市民負担増路線の見直しを ○今議会は、「京都未来まちづくりプラン」と予算案を審議すると同時に、市長就任一年を総括する場もである。市長の政治理念と政治姿勢について真摯な答弁をお願いしたい。 ○新年度の組織改正で、総務局と理財局を統合した「行財政局」新設の狙いが明らかになった。「財政再生団体にならないよう、財源不足の解消、効率的な行政運営」が掲げられている。まさにプランの着実な推進が狙い。プラン策定後に発生した「百年に一度の危機」で、市民生活や中小業者は未曽有の危機的状況にある。しかし本会議答弁で市長は「財政再生団体に転落しかねない」の一点張りでプランを最優先する答弁。職場と市民活動の場を900か所回った「現地現場主義」をいうが、市民生活に心を寄せる姿勢が見えてこない。その象徴が学校給食費の値上げ問題で、国の臨時交付金を活用して値上げを回避するよう求めたところ「国の交付金は来年度適用できないから」と教育長の答弁。来年の話をしている時ではない。「目の前の負担を何とかしよう」という姿勢がない。 (答弁→門川市長)100年に一度の経済、金融危機で市民生活、雇用が大変な事態になっている。緊急対策本部を設置し、セーフティーネットの構築や中小企業対策も昨年の800億円から1500億円に増額してきた。財政健全化法が施行され、政令市で唯一京都市が実質赤字となっている。財政再生団体になれば、京都市が積み上げてきたトップ水準の福祉行政、教育など様々な施策を瓦解させることになる。それを避けることも重点になる。学校給食費については、緊急対策で使えるのは20年度予算で、来年度に活用することは国が認めていない。 ○20年度の緊急補正であれば、20年度の支出を抑えて、その分を来年度に回すことは十分可能。あらゆる手立てを尽くして値上げを押さえ、市民生活を守るという視点がない。市民負担増に対する市民の怒りの声。市会議員団が発行した全戸配布ビラに対して数十通の返信ファクスやメールが届いている。「いろんな値上げを私は許せない。家族3人年収200万円弱の所得世帯です。これから成長していく娘にどうやってお金を用意してあげればいいのかわからない」「市長には、たった1000円でも私たちには3日分の生活費です。安易な値上げなどせずもっと考えてほしい」など、いずれも切実な声と実情が書かれてある。このような時には発想の転換が必要。神戸市では利用が伸び悩む市営地下鉄海岸線の運賃を半額の100円に値下げし、乗客増をはかり赤字を解消する予算案を提案している。本市でも横大路運動公園体育館の利用料は前回改定で値下げし利用者は6倍増、今回もさらに値下げし利用者増をはかる。男女共同参画センターのビデオシアターも同じく値下げをして利用者を増やそうとしている。これこそ市長の言う「ピンチをチャンスに」だ。これらの視点を予算案のすべてに生かすよう求める。 (答弁→門川)給食費は、今年の子どもが食べる食材について払うものであって、今年の予算で来年度活用できる制度ではない。神戸市の例は、京都市とは財政構造が違う。良い点だけを取り上げられても困る。保育園のプール制も京都市だけ。障害者の就労支援も神戸市とは比較にならないくらい取り組んでいる。全国トップの行財政改革を行い、全職員の給与もカットしており、安易な値上げは一切やっていない。 ○他都市の例だけでなく本市でもやっていることを紹介した。それを広げる視点が必要だ。 ●まちづくりプランによる財政不足キャンペーンの見直しを ○財源不足見込みの根拠であった交付税削減の流れは初年度で崩れ、地方交付税と臨時財政対策債を加えると、前年度よりも増えている。総務大臣も「三位一体改革は失敗の部分があった」と国会答弁した。「失敗の部分」とは「地方交付税の削減が地方を苦しめている」と説明。小泉構造改革推進当時の総務大臣は今の麻生首相、自らの内閣を否定する勇気ある発言。国の補助金と交付税カット4.7兆円、税源移譲は3兆円、国の財政再建のみを優先した構造改革路線に今こそノーの声をあげるべき。 (答弁→門川)総務大臣が、「地方交付税の削減が、財政力の弱い自治体に非常に大きな影響を与えた影の部分がある」と答弁したが、全くその通りだと思う。地方交付税は5年前1300億円を超えていたが今年度は800億円、500億円以上の減額。税収はその半分しか増えていない。三位一体改革が、京都市のような財政基盤の脆弱な自治体に与えた影響は決定的である。国に対して、国と地方のあり方も含めて改革を迫っていきたい。 ○財源不足解消のために市債発行と市債残高を抑える方針。プランと予算説明では「将来に負担を先送りしない」というが、高速道路関連事業は21年度総事業費93億円に充当する一般財源は2千万円、市債の充当は40億円、進めれば進めるほど借金が増えるのが高速道路。委員会での指摘に「道路は将来の市民も恩恵を受けるから負担の公平化だ」と強弁、まさに二枚舌であり矛盾する答弁。他の建設市債発行を抑制する中で高速道路関連だけ特別扱いではないか。政策推進プランでは「未着工3路線についてあり方を検討する」と結論を先送り。市長の言う「スピード感」と程遠い。財政上からも「事実上の凍結」(昨年11月市会答弁)ではなく「中止」を。あわせて斜久世橋線の中止を求める。 (答弁→門川)高速道路の市債発行も含めて、トータルの市債発行額も、発行残高も減額した。実質275億円減っている。長期的事業については、国の補助金と市債発行で負担の平準化をはかることは十分考えていきたい。斜久世橋線については、全力をあげ予定通り建設をすすめる。未着工3路線については、交通体系のあり方も含めて、再検討していく。 ○理財局が発行する財源対策の市債は増えている。斜久世橋線については、あらためて中止を求める。 ●無駄と不要不急事業の見直しを ○焼却灰溶融炉建設、330トンの処理がフル稼働すればランニングコストは年間18億円、運転にかかる人員は40〜50人、人件費は最低でも2億円。あわせて約20億円。環境局質疑で「最大の見通し」と答弁があったが、歳出見込みはMAXで見るのが当然。現時点で埋立地は30年使える。財政支出を抑えるのであればまず溶融炉の稼働中止を。 (答弁→星川副市長)22年の歳月と500億円以上の経費をかけた東部山間埋め立て処分地は京都市の大切な財産で、1年でも長く持たせることが重要。京都の将来にとって不要不急ではなく重要なプロジェクトである。運転に当たっては節減に努めたい。 ○総務事務センターのシステム構築と運用に6年間で30億円、1年間で5億円の経費。この電算化システムは疑問が多い。理財局ではシステム構築の不具合で異常な超勤(市長部局ワースト10のうち8人が理財局職員)とアルバイト雇用による人件費の増大は深刻。入札における不透明さも指摘されている。これでどうして職員のモチベーションが上がるのか。先を考えて電算化の必要性は否定しないが、今なぜ急いで導入が必要なのか。見直して実施を先送りすべき。 (答弁→星川)総務事務センターのシステム構築は喫緊の課題で、職員90人の削減と超勤の削減に役立つ。 |
| 2009年1月28日 「京都未来まちづくりプラン、学習と懇談のつどい」での井坂博文の報告を紹介します 「京都未来まちづくりプラン学習と懇談のつどい」への報告 2009年1月28日 市会議員団 井坂 昨日(27日)、京都市は「京都未来まちづくりプラン」を発表。昨年から急速にすすむ景気悪化にともなう雇用と暮らしの不安が増大する下で、この「プラン」が京都市民の現在と未来に何をもたらすのかについて報告する。報告の柱は、@京都市における雇用と暮らしを守る運動の現状と成果、A「京都未来まちづくりプラン」のもつ危険な狙いと内容、Bたたかいの課題と展望について、の三点。 10月には「深刻な子どもの無保険解消を申し入れ」をおこない、11月に京都市は105人の子どもに保険証を交付することを決定。11月には、市長に「来年度予算編成における要望書」を提出し、その内容で11月市会の論戦に生かした。その中で、来年度の介護保険料引き下げ、保育料三年間据え置きが表明され、市長を本部長に「経済・雇用・暮らし対策本部」を設置、などを実現。12月には、経済・雇用・暮らしに関する「第一次緊急申し入れ」をおこない、市は派遣元である市内700事業所へ雇用の維持・確保の要請を行い、解雇者に市営住宅の提供を決定。さらに、年末には「年末年始の緊急対策を求める第二次申し入れ」をおこない、市は融資の相談窓口の期間延長、宿泊臨時対応、などを実施。さらに地元金融機関などと懇談。1月には、「第三次緊急申し入れ」をおこない、年度内の臨時職員雇用(50人)、妊婦健診公費負担14回へ拡大、などが発表。また、行政区の党組織、労組、民主団体、NPOなどによる生活相談・救済・支援の熱い連帯活動と協力して奮闘してきた。 そういう情勢のもとで「京都未来まちづくりプラン」は市民の現在と未来になにをもたらすのかを明らかにしたい。まずこのプランは「子どもの笑顔、若者の夢、お年寄りの安心と生きがい」を奪う最悪のプランであり、全国に誇る本市の施策や制度の根本を崩し、市民との約束を反故にする内容が大きな特徴。したがって、内容が明らかになるなかで幅広い反対運動が盛り上がっている。40年の歴史をもち、全国にほこる保育水準を維持してきた保育園プール制への財政支援の削減(5億円、保育士の給与カットふくむ)は大きな怒りを呼んでいる。保育園連盟の理事をまきこみ、行政区ごとに創意ある運動が展開されている。現場の協議と合意もなしに学童保育時間延長と利用料値上げの提案に対して、「子どもを三人保育所に預けて仕事。お迎えができなくなる」と悲鳴の声が上がっている。 市財政危機をつくり出した原因と責任はどこにあるのか、市民と市職員に責任はまったくない。市財政危機をもたらした主要な原因は、小泉構造改革の「三位一体改革」による地方交付税の大幅削減であり、これを文句も言わず受け入れてきた歴代の市政にある。さらに90年代に政府主導ですすめられた大型公共事業中心の「経済政策」と建都1200年事業による膨大な借金を繰り返し、返済が財政運営を困難にさせたことにある。その過程で、京都市は行財政改革を実行し、2004年度からは「1300人の職員削減をはじめ900億円を超える財政効果(=市民負担増)を挙げた」という。しかし結果は、財政再建に失敗し財政危機は解消できず、財源不足を継続している。結局、行財政改革による財政再建路線が失敗したにもかかわらず、繰り返して強力な行財政改革プランで市民と市職員に負担増をおしつけていることに根本的な誤りがある。教訓を生かさず、歴史に無反省な京都市政に未来はない。 今こそ、地方自治体の責務を最大限発揮させ、暮らしと雇用と地方政治を守るたたかいが求められている。これだけ雇用と暮らしが大変な時だからこそ、地方自治体と首長には@住民犠牲や福祉切り捨て・負担増をやめて、新たな財政出動をおこなってでも市民生活を第一に支援する。A国の地方交付税削減を無条件に前提とするプランの財政見通しと姿勢を改め、「地方交付税を増額せよ」との声をあげる、ことが求められる。山形県知事選挙での変化はそのことを示している。同時に、暮らしと雇用を支えながら、財政を再建する真摯な議論と具体化をはかることが重要であり、市民的な議論が必要。 最後に、たたかいの課題と展望について。雇用と暮らしを守るたたかいと結んでこそ共同とプランの執行を許さない運動が進む。そのなかで行政の役割と責務を浮き彫りにさせていく。その上で、プランの撤回を求める運動へと発展させよう。1月29日の府庁包囲緊急行動、3日間の京建労座り込み、市役所前街頭演説会。2月25日には京都市総行動、2月11日と3月8日には暮らしと雇用の大相談会(京都派遣村)、3月29日の円山府民大集会など、史上最高の規模で成功させよう。 |
06年11月市会決算委員会 井坂博文の質問 12月6日(水)市長総括質疑 同和行政は完全に終結を ●最初に、先ほどの倉林議員への答弁で市長は「市の同和行政は市立浴場以外は廃止する」と言ったが間違いないか。 京都市の財政問題について ●市民税増収の背景。個人分の増収36億円のうち配偶者特別控除廃止による影響額が19億円。18年度は定率減税縮小、各種控除廃止による影響額見込みは41億円とさらに「増収」拡大の見込み。一方で法人分の増収80億円、「法人税割調停額」は対前年度76億円増額、全体の6.7%の資本金10億円以上法人が66億円増額、逆に82%を占める5千万円以下の法人は5億円の増額、一法人あたり400万円。このように市民税増収の背景には、負担に応えられない市民生活の現実、経済格差が表れていると見るべきだが、そういう認識はあるか。 いじめ、教育改革について ●本会議質問で30人学級の実現を求めた。タイムラグがあったが本日、「中学3年生で30人学級を実施する」との市長の答弁があった。なぜ中学3年生なのかという声もある。一歩前進で歓迎したいが、市長公約は07年度での30人学級の実施である。一刻も早く全部の学年で30人学級に移行するように求めておく○いじめの件数について、文科省の三つの定義による件数把握に疑問があり、「子どもがいじめを受けたと感じれば、いじめとみなす」べきと求めた。文科省もこの定義の見直しを検討している。本市も再調査し今後の実態把握に生かすべき、どうか。(答弁→上原副市長)いじめの件数は概ね横ばい傾向にある。調査は特に承知していない。 ※全員の質問が終わったのち、委員会の最後に市長が発言を求め、次のとおり発言を訂正した。(桝本市長)井坂議員の質問に対する答弁で、公務員が教育基本法の遵守義務がないかのように受け取られる発言を行ったのは舌足らずであった。公務員は現行法遵守の義務がある。 12月1日(金)教育委員会 京都の教育改革について…本会議質問での質問と答弁を受けてあらためて質疑する ●いじめの件数について、文科省の三つの定義による件数の報告があった。この定義に疑問があると指摘したが、松本市は独自の基準で調査し47件のいじめがあったが、そのうち文科省の基準に当てはまるものは2件しかなかった。その基準は「その児童がいじめを受けたと感じれば、いじめと見なす」というもの。一方、文科省の定義では相当深刻なケースでもあてはまらず、学校側がいじめの実態を隠蔽するのにも利用される場合も指摘されている。この観点で再調査すべき。 旧同和地域の学習施設(学習センター)に関して ●本年度で学習施設での補習学習は廃止と聞いた。今後の施設のあり方はどうなるのか。 ●本会議でも、本日の質疑でも、教育長は教育基本法改定に反対する気はないと発言された。基本法が改定されていないもとでは、教育公務員としては法を遵守するのが当然ではないのか。教育長としての発言か、教育再生会議の委員としての発言か、どちらか。 ●自民党議員の質疑に対する答弁で、部落解放センターおよびみかげ会館用地の無償貸与に関して、28日、29日で両法人と契約が完了し有償貸与とし、9月まで遡及し賃料をとることになった。ただし、公益性から一部免除とする(解放センター20%、みかげ会館15%)。従って、年間賃料は解放センターが636万円、みかげが283万円、今年度分はその12分の7。解放同盟は買い取りの話もあったが断念したとのこと。部落解放センターとみかげ会館両用地が施設設立以降無償で貸与されていた問題について、この春、特別対応の一環だと指摘し、是正を求めてきたが、理事者は特別扱いとは認めなかった。その後、市長も採用において特別扱いがあったと発言したが、認識はどう発展したのか。あらためてこういう事態が発生した総括と教訓を明らかにせよ コミセンの活用と今後のあり方 ●17年度から一部業務のNPO法人への委託を開始し、現在五地域で委託事業を実施。直営と比較して事業内容はどう変わったのか。 11月29日(水)産業観光局&n |